バックパッカーってどんなイメージがありますか?
- せまい?
- 汚い?
- セキュリティーが心配?
日本人からはマイナスな声が聞こえてきそうですが、私はバックパッカー結構好きです。友達を作るきっかけの場所になるので。安いから多少の狭さや汚さは目をつむります。セキュリティーは自己責任です。私は初めの頃、金銭類はウェストポーチに入れて寝るときも肌身離さず持っていました。
今となっては、バックパッカーなんて慣れたもんですが、今回はバックパッカーに初めて泊まった時のお話です。割と設備が整っているバッパーだったこともあり、快適でしたよ。オーストラリアのアリービーチのバックパッカーの実際の写真もあるのでぜひ、最後まで読んでください。
- Australiaワーホリ2年間(2013~2015年)
- NZワーホリ1年間(2016~2017年)
- 滞在中はジャパレスでのアルバイトを楽しむ
- ラズベリーピッキングで2ndビザ取得
- 半年ごとに都市と仕事を変えながら移動
人生初!これが噂のバックパッカー!
バンブーじいさんの家を追い出されて、私一人だとどうしたらいいか全く見当もつかない状態でした。もしかしたらアーリービーチの海で漂って通報されていたかもしれません。
でも私には最強の女神、エイちゃんがいました。エイちゃんはアーリービーチに着くなり、
今日泊まるバッパー探したいんだけど、ネットで予約した方が安いことが多いから、まずはマック行こう!
「マック行こう!!」ってなんかCMみたいですね。笑
なぜマックかというと、マックでフリーWi-Fiを拾うため。
結局Wi-Fiはうまく拾えず、エイちゃんの持ってたスマホでテザリングとやらをしてパソコンにつないでいたと思います。
で、ちょっと調べてささっと予約
さすがエイちゃん、オーストラリアでのワーホリ歴11か月のベテランがなせる業!!何のトラブルも苦労もなくその日の宿が決まりました。バックパッカーなんて言葉今なら何の疑問もなく使えるんですが、当時私その意味はよく分かっていませんでした。
バッパー=バックパッカーの略
一部屋に大人数で泊まる安宿を指すことが多いです。
バックパッカーとは安宿のこと
エイちゃんから前もってバッパーなる安宿があることは聞いていたのですが、まさか何の心の準備もなしに泊まることになるなんて思いもしていませんでした。
- バックパッカー
- バックパック=リュックサック(スーツケースの代わりの大き目のやつ)
- バックパッカー=旅行者、もしくはその旅行者が泊まる安宿
バックパッカーでは基本相部屋で一部屋に二段ベッドがいくつか設置されていて、二段ベットのうち一人分を占有します。
一部屋の収容人数は6~8人が一般的で、多いところだと12人~20人くらい一部屋に泊まれるバッパーも。
シャワールームやトイレは共同のことが多く、プライベート感はないけどその分格安。
相部屋だからこそ友達を作る場としても使え、旅行者にとってはとっても便利な宿泊施設です。キッチンも共同の為、長期滞在していろいろ友達ができれば、それぞれの国のものを作ってプチパーティすることも。定期的に交流のためのバーベキュー会みたいなのが恒例で開かれているバッパーもあります。
その日は当日予約だったこともあり、ミックスドームしか空いていませんでした。
- dormitory(ドミトリー)…安宿の相部屋で一部屋にいくつも二段ベッドが設置してある
- Mixdorm(ミックスドーム)…一部屋にとまる性別を制限することなく男女どちらでも宿泊可能な部屋
- Female only dorm…女性専用(その部屋には女性しか宿泊できない)
- Male only dorm…男性専用(その部屋には男性しか宿泊できない)
初バックパッカーの設備
ネットで予約した後すぐに近くのバックパッカーにチェックイン!!
人生初バックパッカーです!田舎だったこともあってか8人部屋だったにもかかわらず、部屋は広く割と清潔でした。部屋の中にも共同のトイレとシャワールームがありました。
外にも共同のシャワールームとトイレ、それから庭には割と広めのプールもありました。
最初に泊まったバックパッカーにしてはいい方だったと思います。この後ブリスベンや、ニュージーランドで泊まるバックパッカーなんかより断然リゾート感があってよかったです。
ここは結構おすすめです。料金はたしか一泊2000円くらいだったと思います。
ウルル(エアーズロック)で泊まったバッパーもこんな感じだったんで、地方の観光地だと割と開放感があっていいのかも。逆にシティーのバッパーは狭くて汚いイメージ・・・
田舎の観光地のバックパッカーは広い
チェックイン後、バックパッカーの入り口から自分たちの部屋まで割と距離がありました。
部屋までの道のりには
- バンガローのような個室
- 宿泊者が自由に使えるプール
- キッチン
- 外に共同のトイレとシャワールーム
などがありました。
そのバッパーの施設内でも十分リゾートを感じられるステキな作りです。
しかもプールで泳いでいるのは・・・
キッチンで料理をしているのは・・・
ブロンドの背の高い、スカイブルーの瞳の白人さん!
ああ、ステキ!こんな光景を見られるなんて!
見ているだけで癒される!笑
バッパーでも都市部だとアジア人だったり他の人種の人も多く、それはそれでいろいろな情報交換ができて良いです。このアーリービーチで泊まったバッパーはとりわけヨーロッパの人が多かったように感じました。私が泊まった時はアジア人はいなかったです。
でその素敵な人たちが、道ですれ違うと
Hi~!!
とフツーに挨拶をしてくれます。気分は最高でした。
バックパッカーの室内
部屋は広めで、4つのバンクベッドがおいてあり8人まで泊まることのできる部屋です。
バンクベッド=二段ベッド
ここのバッパーはどのベッドに泊まるかは自由だったので、空いているベッドに荷物を置いて場所取りをします。
バッパーによってはベッドに番号が書いてあり、チェックイン時に自分のベッドが決まっているところも。
決まってなければ、空いている好きな所を選んでOK。2段ベッドの上よりも下の方が断然動きやすいし人気です。遅くいくと下は空いていないことの方が多いです。
数日滞在する際は、最初は二段ベッドの上しか空いていなくても、翌日下のベットの人がチェックアウトして空ベッドになった瞬間から移動して寝床替えもアリ!
コンセントの数が限られている場合は、ケータイの充電のためのコンセントの奪い合いになることもあるので早めにコンセントを確保しておきましょう!!ただ、自分のコンセントをさして充電していても、かまわずに抜いてくる人もいます。
バックパッカー同室の仲間
お部屋にはすでに数人が住んでいました。
- カナダ人の女性バックパッカー3,4人
- ヨーロッパ出身のアーリービーチの水質を調べている?研究者の男性一人と女性一人
このヨーロッパ人の研究者はフレンドリーで海に負けないくらい美しい美男美女。ただ、研究にしか興味ないご様子で、朝、晩ビーチの水を汲んできてはなんかよくわからんビーカーかなんかに入れて入念に水質?をチェックしていまし。
せっかくの美しいビーチなのに研究かよ!!
と心の中で突っ込んでいました。
カナダ人の方は女性3,4人のグループで来ていて、彼女らもかなりフレンドリーでとってもきれいな英語をしゃべっていたのが印象的。話によると(私のリスニングスキルが間違っていなければ…)どうやらカナダ人グループは一緒にカナダからやってきたのではなく、旅の途中で知り合って友達になり、たまたま一緒にアーリービーチにきていたんだそう。ワーホリの醍醐味ですよね!現地で新しい友達を作って一緒に旅をするなんてステキな話。
カナダ人の女性グループが別でビーチで知り合った人たちを部屋に連れ込んできたり、ヨーロピアンの研究者が真剣に海の水と向き合っていたりと結構お部屋ではくつろげなかったので私はアーリービーチを散策していました。
アーリービーチでの過ごし方
アーリービーチはウィットサンデー諸島やグレートバリアリーフに向かう玄関口になっていることもありいろんなクルーズ船が出ています。
今思えばあんなにいいところにいたんだから、もっと離島に言って楽しんでいればよかったのに・・・と後悔ばかり。
ただ、オーストラリア到着して2週間しかたっていなかったこともあり、私現金をほとんど持っていなかったんです。生活が落ち着く前に旅費に消費するのは気が進まなかったので、ビーチを散歩したり、お腹がすいたらちっちゃいスーパーでドライフルーツとポテトチップスを買って飢えをしのんでいました。
アーリービーチは観光地ではあるのですがとても小さい町なので、散策と言っても1、2時間程度あれば全体像を把握できます。スーパーもオーストラリアの2大スーパー、ウールワースやコールスはなく、私の記憶が正しければ小さいIGAというスーパーがあったと思います。(現在の地図を調べてみたところwoolworths(ウールワース)、coles(コールス)も近くにありました。何ならウールワースが一番アーリービーチの中心地から近く結構大きめでした。全く記憶にないのですが、私が去ったあとできたのか、元々あったけど私が勝手にIGAと勘違いしているのか真相は闇の中です。いずれにしても、ウールワースがあると何でもそろうのでとても便利です。)私が訪れたと記憶しているIGAは日本の田舎のコンビニ2個分くらいの広さで、わりと必要なものは揃います。現在の地図によるともっと大きめのウールワースがあるので、長期滞在をしても安心できるほど便利な所だと思います。
- woolworths(ウールワース)…緑のロゴ
- coles(コールス)…赤いロゴ
- IGA(アイジーエー)…どちらかというと田舎に多いイメージ
①②がオーストラリアを代表する2大スーパーマーケットで、オーストラリアのあらゆるところに存在する。プライベー商品も展開しておりマックスバリューのようなスーパー。
③のIGAもちょこちょこ見かけます。2大スーパーが進出していない田舎に多いイメージです。
あとは観光地にありがちなお土産屋さんと、旅行者用のツアーを斡旋するトラベル会社が軒を連ねています。
クルーズ船やフェリーとかも停泊していたりするのでそれを見たり、海を眺めたりして時を過ごしていました。天気が良ければとにかく海がきれいなので、それだけで十分な観光になります。
私の記憶によると最初の1,2泊はエイちゃんと行動を共にしていたのですが、エイちゃんの方が先にケアンズに向かって去ってしまったので、それからというものは一人でひたすら海をながめてさみしさと思い出に酔いしれていたと思います。笑
バックパッカーは出会いと別れの場
バックパッカーに泊まったおかげで、同室のカナダ人と、ヨーロッパの研究者と仲良くなれました。新しい出会いはうれしいものです。
それと同時に、今回は別れも経験します。オーストラリア到着時からたまたまステイ先が一緒だったこともあり、延べ2週間とても仲良くしてくれたエイちゃんとの別れです。さみしかった~~
グレイハンドでケアンズへ
本当にオーストラリアのワーホリのイロハを教えてくれたエイちゃんには多大なる感謝。エイちゃんはグレイハンド(長距離バス)に乗ってバッパーに一泊した翌日の早朝ケアンズに向けて出発しました。見送り時にハグもしてお互いにこれからの人生を励ましあい・・・バスに乗り込んで出発するまでは感謝の気持ちでいっぱいだったんですが・・・
バスが出発してさて、バッパーにいったん帰ろうかと一人でビーチ沿いを歩いていると、とてつもなく悲しく寂しくなってきました。
だって今までは一人で歩いたことない道ですもんね。ずっとエイちゃんがいてくれたから。歩いているビーチから何度もエイちゃんの乗ったバスが出発した方向を眺めては悲しみに暮れていました。
I miss you…
ワーホリ初、そう思いました。
バックパッカーでの出会いは宝
人生初のバックパッカーは、田舎の観光地だったこともあり、割と広くて施設も充実していて快適でした。この後、私は移動するたびに色んなバックパッカーに泊まることになります。その度に、友達ができ、一緒に観光したり、ご飯を作ったりと楽しく過ごしていました。でも、バックパッカーでは短期宿泊者が多いので、昨日友達になったばかりの人を今日、空港まで見送りに行く・・・という寂しい別れも多々あります。そんな時いつも自分に言い聞かせていた言葉があります。
「寂しい」と感じるのは共に過ごした時間が「楽しかった」から。だからこれでいいの!
また新しい「楽しい」をつくればいい!
前向きに考えるようにしていました。ワーホリは出会いあれば別れあり、その多くをバックパッカーで経験してきました。すべての出会いは本当に宝。
バックパッカーは汚いし、狭いから泊まりたくないって気持ちもわかりますが、そこでは何にも代えられない出会いがまっています。ぜひ、一度でいいのでバックパッカー生活を体験してみてほしいです。