オーストラリアでも何でもワーホリに来たら銀行口座を作りたいですよね。
オーストラリアにもたくさん銀行がありますが、私のオススメはnabです。理由は口座維持費がかからないから。
それからオーストラリアで銀行口座を開設するなら、入国後6週間以内に銀行に行きましょう!この6週間を超えると、銀行口座開設時に必要な書類が増え、銀行口座開設の難易度が一気に上がるので要注意です!
今回は、オーストラリアのアーリービーチのnabに突撃して銀行口座を開設したお話です。
- Australiaワーホリ2年間(2013~2015年)
- NZワーホリ1年間(2016~2017年)
- 滞在中はジャパレスでのアルバイトを楽しむ
- ラズベリーピッキングで2ndビザ取得
- 半年ごとに都市と仕事を変えながら移動
オーストラリア銀行口座開設は入国後6週間以内がベスト
オーストラリアで銀行口座を開設する際の注意点は、入国後6週間以内に手続きをすることです。6週間以内であればパスポートとマイナンバーで口座開設が可能です。
しかし、6週間を超えてしまうと銀行に提出する書類が増えてしまいます。
それぞれの書類にポイントがついていて、合計100ポイントを超えないと銀行口座を開設することができません。人によっては100ポイントにたどりつかない場合も・・・その場合もあきらめず、銀行に相談してみましょう!
実は私、住所不定、無職の時にワーホリビザとパスポートと携帯電話番号だけで銀行口座を開設しています。(2013年当時)それは私がオーストラリア入国後2週間で口座開設手続きをしたことと、たぶん、担当した窓口の人が緩かったから。笑
下記点数表は一例です。たくさんある中で、日本人でも用意できそうなものを集めてみたので参考にしてください。
100ポイント表一例(他にもあります)
70点 | パスポート |
40点 | 高等教育機関の学生に発行される身分証明書 オーストラリアの運転免許証 |
25点 | クレジットカード 外国の免許証 eftposカード 公共料金の支払い証明書 |
パスポートとクレジットカードだけでは100点を超えないので、結構面倒ですよね。だから6週間以内に口座開設をしておいた方が良いです。
6週間以内でも現在は口座開設時にマイナンバーがいるようです。(原本がなくても番号だけでOK)
オーストラリアの有名銀行とオススメの銀行
オーストラリアに住んでいる人はだいたい以下の4つの銀行口座のうちどれかを持っていると思います。
中でも私のオススメは④National Australia bank(Nab銀行)です。理由は口座維持費がかからないから。
口座維持費
銀行口座を持っているだけで毎月かかる費用です。2013年はだいたい5ドルくらいでした。
それぞれの銀行の特徴をカンタンに見てみましょう。
Australia Newzealand bank(ANZ銀行)
オーストラリアニュージーランド銀行
ANZのATMは探すのに苦労しないと思います。人気の銀行なので、街の至る所にATMがあるからです。
ANZの銀行口座を持っている人が、私が出会ったワーホリの人で一番多いと感じました。
おそらく、通常かかる口座維持費が学生の場合は無料になるから・・・とかいうのがあるからだと思います。
Westpac
ウェストパック銀行
この口座を持っているワーホリの人って私はあまり出会ったことないです。
ただ、オーストラリアの大学や高校に留学できている人たちは、ANZよりもこのWestpacや後述するCommonwealthを持っている人が多いように感じました。金利がいいんですかね?(勝手な想像です)
CommonwealthBank
コモンウェルスバンク
ここも先のウェストパックと同様の印象です。ワーホリではなく、長期滞在者に人気なイメージ。
National Australia bank(Nab銀行)
ナブバンク
nabは私が現在進行形で保持している銀行口座です。
ワーホリしている人の中にも稀にnabを持っている人もいますが、絶対的にANZが多め。
でもこのnab銀行は私は一番のオススメです!
なぜなら何の条件もなく口座維持費がかからないから。(2013年当時)
ANZは学生ビザや、年齢制限をつけて限定的に口座維持費を無料にしています。
2021年の今も所持していますが、維持費がかかったことは一度もありません。カード発行手数料もかかりません。もちろん、カードの年会費も無料。
唯一の難点は、ATMの数が少ない事。でも、オーストラリアはATMではなくてもスーパーやコンビニのレジで頼めばお金をおろすことができる(キャッシュアウト)のでATMにこだわる必要はないです。
それに、口座開設の際に通常はキャッシュカードだけではなくVISAとかMasterとかがついたEftposカード(エフトポス)が発行されるのでそれを使えば現金を支払う必要はありません。
エフトポス
デビットカードのような機能
オーストラリアの銀行口座の特徴
やはり国が違えば勝手も色々と違ってくるものですね。
オーストラリアの銀行口座の最大の特徴はキャッシュアウトです。ATMや銀行だけではなく、スーパーやコンビニで定員さんに頼めばお金をおろせちゃいます。
- キャッシュアウトが便利すぎる
- 口座維持費が月5ドル程度かかる
- 通帳がない
- オンラインバンキングが便利すぎる
- eftposカードが使える
- アカウント(口座)が二つある
- ATM無料しかも24時間使える
キャッシュアウトが便利すぎる
これはもう、一番のメリットです!
現金が必要な時にATMなんて探さなくても大丈夫。たいてい小さいコンビニでもレジの人に頼めば現金を口座からおろすことができます。
買い物ついでにレジで
20ドルキャッシュアウトしてください~~
はいよ~~!!20ドルねー!ピンナンバー(暗証番号)入力してね~
こんな感じのやり取りで簡単にレジから20ドル分引き出してくれます。
キャッシュアウト=お金をおろすこと
スーパーやコンビニの有人レジでキャッシュアウトを頼むとお金をおろしてくれます。(伝えた金額をレジから出してくれます)
しかもこれも手数料無料。2013年当時は一般的でウールワースのレジとかだと頼まなくても「キャッシュアウトする?」って聞いてくれる定員さんもいました。もちろん、セルフレジでもキャッシュアウトすることができます。
キャッシュアウト制度があるから、ATMの数が少ない銀行でも特に苦労しません。これは本当に便利だから日本でも取り入れてほしいと思っていたけど、そうするとレジの人が大変だから提案するのはやめておきましょう。笑
口座維持費
口座を持っているだけで発生する費用です。だいたい月5ドルくらいでした。
近年は日本でも口座維持費を請求してくる銀行ありますよね。でも、2013年当時は口座維持費がかかるなんて日本時の私にとっては信じられない事件でした。持っているだけでお金がかかるっていう感覚がなかったから。
通帳がない/オンラインバンキングが便利すぎる
私は当時すでに新生銀行の口座を日本で持っていて、それが通帳レスだったおかげで全然気になりませんでした。
オーストラリアでは通帳がない代わりにオンラインバンキングやアプリがしっかり整備されています。出入金調べるなんて超カンタン。オンラインバンキングやアプリで、他行宛ての送金さえも手数料無料でできちゃいます。この点はどう考えても日本より便利で優秀。(今でこそ日本の口座でも簡単にオンライン送金できますけど、手数料はかかりますからね。)
eftposカードが使える
Eftposとは日本でいうデビットカードのような機能です。
カード支払いにしても手数料はかからず、即金で銀行口座から引き落とされる便利機能。
オーストラリアの人はほとんどこれを使っていて、2013年の当時からすでにキャッシュレス化していました。
口座を開設すると通常キャッシュカードが送られてくると思います。
2021年現在の日本でもキャッシュカードとデビットカードが一体化している銀行カードが増えていますが、2013当時のオーストラリアではすでにこのでキャッシュカードとデビットカードの一体化のカードを発行することが当たり前な感じでした。
何も言わなくても基本一体化のカードが送られてくると思います。
(VISAつける?って聞かれたような気もしますが…)
クレジットカードは手数料がかかるのでオーストラリアの現地の方もこのエフトポスカードを使用する方が一般的だと思います。
クレジットカードの手数料は日本では基本、売り手が負担してくれますが、オーストラリアでは買い手が負担することが多いです。
アカウントが2つある
これにはびっくりしました。最初は本当になぜ二つあるかわからなかったんですが、
- saving account(online account他)
- check account(go account他)
👆のように2つのアカウントを与えられます。
アカウントのネーミングは銀行さんによって異ります。ただ、そこの銀行も2つの口座があります。saving accountはその名の通り貯めるためのアカウントです。saving accountに入れておくと利息が付きます。(定期預金っぽいですが、厳密には違います。saving accountのお金は簡単に移動することができます。)
Term deposit(タームデポジット)
定期預金のこと
日本と同様一定期間預けることで金利が普通より良いです。途中解約すると受け取る金利が減るので注意。
2013年当時は金利5%を超えていたと思います。金利が良いので私はいまだにnabの口座を解約せず所持しているわけです。
check accountはATMやキャッシュアウトをするときに利用する口座です。
saving accountにいくらお金が入っていてもこのcheck accountにお金が入っていないとATMでもお金をおろすことはできないできません。エフトポスのようにデビットカードとして使用しようとしても残高不足になってしまいます。
でも、saving accountからcheck accountへ入れ替えは秒でできます。
オンラインバンキングからでも、アプリからでもカンタンにできるので、私は基本すべてsavingに入れておいて必要な時だけcheckに移し替えていました。(少しでも利息を得るため👈ケチ!)
ATM24時間利用無料
ATMはスーパーの入り口とか銀行の入り口によく設置してありますが、お店が閉まっても深夜でも利用することができます。さらに手数料は無料!
日本のように後ろの人が自発的に間を開けて並んでくれたり、ドアがついているATMは存在しません。
もし、後ろに人がいるときは暗証番号を盗み見されないよう細心の注意を払いましょう。
アーリービーチで口座開設
たまたま滞在していたアーリービーチに小さいnab銀行があったので、パスポートを持って入店しました。
今思えばめっちゃ勇気だと思います。固定住所も決まっていないし、あんなアジア人の少ない田舎町でよくトライしたと思います!当時の私をほめたたえたい!!
とりあえず、入店してtellerさん(窓口の人)のところに行って、銀行口座を開設したいことを伝えました。
IDある?旅行者には口座は作れないわよ。ビザは持ってるの?
カードは家に送ることになるけど住所は?
メールで来ていたワーホリのビザを見せて、住所決まってないことをドヤ顔で伝えました。
じゃあ、住所決まったら連絡してね。あなたの住所の近くのブランチに届けるようにするから。
と言われました。
・・・・
まあ、流れ的にはこんな感じでしたが、こんなさらっとはいかなかったですよ。
まず、私の英語が通じなさ過ぎて、tellerさんめっちゃ困ってました。
シドニーとか大きいところに行けば日本人スタッフがいるけど、そこで作ったら?
何を言われても今欲しい!と突き通してなんとか納得してもらいました。
そして訳も分からぬまま、口座番号が2つ書かれたちっちゃい紙のカードを渡され手続き完了。実際口座開設の手続きが完了したかどうかは自信はありませんでしたが、なんとなく一人でできたっていう満足感を感じたのを覚えています。
それからブリスベンに移動して、忘れたころに携帯電話にnabから電話が!
そして定住先の近くのブランチで無事カードを受け取ることができたのです。(受け取りまでも色々あったんですが、それはブリスベン編で書こうと思います。)
住所はなかったけど、電話番号を持っていたのは幸いでした!
終わりに
オーストラリアの口座開設は、後々行くことになるニュージーランドでの口座開設よりもかなり簡単に済みました。
住所がないのに開設できるとか、よく考えたら不思議ですがオーストラリアの適当な習慣が私を楽にさせてくれたと考えています。当時は知らなかったけど、この時カンタンに開設できたのは、私がオーストラリア入国後6週間以内だったからです。すぐに銀行口座が必要ないとしても、後々の手間を考えて、入国後6週間以内に口座開設をしておくことをオススメします。