オーストラリアでワーホリ!経験者談|初仕事にジャパレスを推す理由

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さて、一度は挫折しかけた寿司屋でのアルバイトですが、テーコさんの一言から心救われ、辞めることなく半年間仕事を全うすることができたのです。今回はお寿司屋さんというかジャパレスで働いてみて感じたことをまとめたいと思います。

この記事を書いた人
だるがり
  • Australiaワーホリ2年間(2013~2015年)
  • NZワーホリ1年間(2016~2017年)
  • 滞在中はジャパレスでのアルバイトを楽しむ
  • ラズベリーピッキングで2ndビザ取得
  • 半年ごとに都市と仕事を変えながら移動
目次

オーストラリアのお客さんのステキなところ

辞めたいという思いから、心機一転頑張り続けてきたおかげで、仕事にも慣れ周りからも認められるようになります。私はここでたくさんの日本人スタッフ、韓国人や台湾人スタッフに出会います。前回の話であったように、みんな日本語が話せるので、言葉の壁やアジア人差別を感じることさえなかったです。なにせみんなアジア人。でも来店されるお客様は、ほとんど9割がオーストラリア人。外人さんはオーバーリアクションってイメージがあると思いますが、まさにその通りです。

面白いほどオーバーにリアクションとってくれます。

オーバーリアクション

お店でお寿司を食べているお客さんと目が合うと

客さん

I love sushi~~!!

と聞いてもないのに大声で満面の笑顔で伝えてくれます。子供じゃないですよ、大人がですよ!?
うれしいですよねー。疲れているときは特にやる気につながります。私が働いていたお店はオープンキッチンだったので、寿司を作っている光景が客席から丸見えなのです。みんなが機敏に動いている様子をみて

客さん

ちょープロフェッショナルだよね~かっこいいね!!

なんて声をかけてくれたりもします。
高速で寿司をまいたり、お寿司を一気にお皿に並べたりする光景を目の前で見て

客さん

Wow!!! Awesome~~~~!!!

なんて言ってもらえるとなんかスーパーマンにでもなった気分になります。
オープンキッチンだったこともあって、キッチンハンドでもたまにオーダーをとったり商品を渡したりしいます。そんな際もウインクをしてくれたり・・・海外ドラマを見てるみたいです。笑

Awesome=すごい、すてき、かっこいい、やったね・・・他いろいろ
この言葉はとても便利で現地人はよく使います。
kitchen hand=調理助手

一度、手が滑って餃子を客席にぶちまけたことがあるんですが、その席に座っていたお客さんに謝りに行くと

客さん

いいよいいよ~!!
天からfree餃子が送られてきたかと思ったよ~!!ハッハッハ~

なんて笑って許してくれました。絶対やったらダメなミスですけど、救われた気持ちになりました。

オーストラリアのお客さんの面倒なところ

いい面もあれば、面倒な面もあります。

スペシャルオーダーが面倒

スターバックスって自分好みにいろいろカスタマイズできるじゃないですか?シロップ足したり、ミルクの種類変えたり・・・そんなスタバ感覚でオーダーしてくるお客さんもいます。

寿司屋にきて、

客さん

私海苔が黒くて気持ち悪くて食べられないのよ、海苔抜きのお寿司作ってよ!!


しかも巻きずしを指定。
え?おにぎり頼めば?そもそもなぜ海苔がきらいなのに寿司屋に来た?ってかんじなんですよ、正直。


でも、ご要望にはできるだけお応えしたい、日本人なんで。そんなときも先輩がササっとラップ使って海苔なし巻きずしを作って対処していました。
他にも、好き嫌いだったり、ベジタリアン、ビーガン、アレルギーの方も多いので、スペシャルオーダーは一定数ありました。

食後の片づけが面倒

お客さんが帰った後のテーブルが汚いのです。
これは海外あるあるだと思います。日本だと、お皿以外のところに食べ物が落ちている事なんてないじゃないですか?お皿は汚れていても普通テーブルはそんなに汚れないですよね?綺麗に食べようとか、散らかっていたらちょっと片付けて帰ろう、なんていう精神は持ち合わせていないようです。そもそも食べ方も汚い・・・なんでこんなところにご飯粒がついているのだろうとか、小さい子供がいるわけでもないのに、床にご飯が落ちて掃除に時間がかかるとか・・・結構あります。

もちろん、悪気はないんですよ。
ただ、どうしてもそういう部分は日本の方が良いなーと比べちゃいました。

びっくりした光景

フードコートは、食べかけのものや、食べ終わったものが机の上に置きっぱなしになっている状態の机が結構あります。マックのポテトを食べ散らかした後のままだったり。ただ、ここまでは想像の範囲内だと思います。
ここからが私が驚いたこと。
こんな風に前の利用者が汚したであろう片付いていないゴミだらけのテーブルで、次の利用者は平気で買ってきたものを食べ始めます。もちろん前の利用者のごみを片づけたりはしないです。どうせなら片づければいいのに。そもそもきれいな席を選べばいいのに(←他にきれいな机はあります。)、なんて思ってしまします。ゴミがみえないんですかね?(👈失礼)

自分の商品しか受け取らない

オーダーはテーブルごとにとるので、出来上がった商品もテーブルごとに持っていきます。
持っていって商品名を伝えると

客さん

はいはい!!

といって注文した人が手を伸ばしてくれます。

でも自分の手に取るのは自分が注文した商品だけです。他の商品は受け取ってくれません。
ついでに隣のお友達に渡してあげようという気はないようです。

これも地味に面倒でした。とりあえず受け取って渡してくれたらいいのに・・・って思っていました。

ジャパレスで働いてよかったこと

最初に働いたところが完全日本語環境でよかったことたくさんあります。

情報が手に入る

情報を制する者はワーホリを制す!笑
ワーホリでもなんでも、自国のコミュニティーは大切にしておいた方がいいです。言語という壁がないので、ストレスなく両国の情報が手に入ります。しかもここで出会う日本人はワーホリメーカーだけではないです。

寿司屋で働いていた日本人の種類(👈失礼)
  • 現地に何年も滞在する永住権を持つベテラン日本人
  • 旦那さんがオーストラリア人の日本人妻
  • 両親は日本人だけど生まれも育ちもオーストラリアの若者
  • 小中学生の頃に両親の仕事の都合で移住した日本人
  • オーストラリアで勉強したくて現地の高校に通う日本人
  • 同じく現地の大学に通う日本人

いろんな境遇を持つ日本人に出会うことができました。
特に現地で生まれた子や幼少期に移住してきた子は、見た目日本人ではあるけども、英語はペラペラ。めちゃくちゃ頼りになります。私はその子たちに英語のわからないところを教えてもらったりしていました。あとは、ビザ(セカンドビザ、永住権など)の事、おすすめファーム、ただのファーム体験記、学校の事、暮らしの事(日本食が帰る場所とか、住みやすい地域とか)、とかいろいろ聞けます。特にビザについてはいろんな種類があってそれぞれ持ってるビザが違ったりするので参考になります。

現地で育った見た目が日本人のオーストラリア国籍を持っている人は、日本語がペラペラでも日本語は読めない場合があります。メッセージを送る時は気をつけましょう!

まかないが日本食

これは大きいと思います。
私が働いていたお寿司屋さんは、オーストラリアにたくさん店舗を展開していました。日本人社長のフランチャイズ店なので、原材料はしっかりしています。つまり、グランドメニューもおいしいけど、まかないもおいしい!午前中勤務の時はお昼ご飯にまかないが食べられます。

うれしい!選べるまかないの種類
  • チキンカツ丼(チキンカツをご飯にのせてお好きなソースをon!テリヤキソースとマヨがおススメ!)
  • からあげ丼(お店で出してる人気の二度揚げからあげ)
  • うどん(からあげとかトッピング選べます)
  • 売れ残った食材(ウニ、マグロ、サーモンとか残ることもあります)

割とまともな白いご飯が日常的に食べられるのはありがたかったです。しかも日によってはうどんも食べられます!冷凍の讃岐うどん系のうどんをつかっていたので、おいしかったですよ~!うどんは、ジャパニーズマートで冷凍5コ入りで15ドルくらいします。高くて自分では買えないので、まかないで、まかないで食べられるのは、うれしかったです。

オーストラリアにはいろんな種類のお米が売っています。
日本ほど粘りのあるお米には出会ったことはないですが、パサパサが気にならない程度のものもあります(Sunriceとか)

クローズの時間帯まで働くと、売れ残ったお寿司をみんなで夕食として食べて帰ることもできます。
売れ残りが多いときは、マネージャーが近くのマックで人数分の何かしらのバーガーを買ってきてくれます。笑
一日通しで働くときは、まかない+お寿司を食べることも。

まかないのおかげで、ジャパレスで働いているときは食に困りませんでした。ただ、お寿司は日本の寿司とは違って揚げ物が多いです。さらに、ほとんどの商品にマヨネーズやテリヤキソース、チリソースなどがかかっていて味が濃い目。なので自然に濃い口になります。そしてテリヤキソースとマヨネーズの中毒にかかります。笑
私は当時、フツーのマグロにもテリヤキソースをかけて食べていました。

日本に帰国して回転ずし屋さんに行った際に、テリヤキソースがないことに深い悲しみを感じました。もう慣れましたが、帰国直後は味付けの物足りなさを感じることが多かったです。

スタッフ帰国時にお土産をもらえる

ほとんどのスタッフが日本人で、しかも永住権を持っている人や長期の学生ビザの人も多かったため、定期的に誰かが日本に一時帰国していました。そうすると、日本からオーストラリアに帰ってきたときにはお土産をもらえるのです。これは地味にうれしい。しかも長期滞在者なので何も言わなくても、みんなが欲するものがわかっているんですよ!一番多かったのが東京バナナ。あれは最高ですよ!

東京バナナのようにフワフワの食感のものってAUSでは売ってないんですよ。
スポンジケーキもシフォンケーキも一応あるけど、日本みたいにフワフワしてないです。

こんな風に善意で買ってきてくれるお土産ももちろんうれしいのですが、気兼ねなく頼める間柄なら自分の欲しいものを指定して買ってきてもらうことも可能です。
私はコンタクト用のアイボンを日本から買ってきてもらっていました。笑

ワーホリ初期はジャパレス勤務がおススメ!!

働いてみて現地のお客さんと接することで、オーストラリアの国民性を知ることにつながりました。オーバーリアクションは、本当に海外ドラマでやってるあのまんまと思ってもらって問題ないです。むしろもっとオーバーかもしれない。最初は驚いた食べ残しの汚さ。お客さんの素敵なオーバーリアクションと笑顔が見れるなら、片付けが面倒でも許します。笑

それから日本人が多く在籍するお店で働くと、色々利点があるります。おかげでホームシックには全くならなかったです。

  • 言葉の壁がなく情報が簡単に手に入る
  • わからない英語を教えてもらえる
  • 日本食のまかないが食べられる
  • 定期的に日本からのお土産にありつける 

ただ、この環境にずっといると確実に英語は上達しません。英語頑張りたい人は、ほどほどに働いて他で英語がしゃべれる友達を作る努力をしてください。いずれにしてもワーホリ初期は何かと情報を得ていて損はないので、一度はジャパレスで働くことをオススメします。

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